人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

怪我が絶えない。

歩くことや走ることができた時期も早く2歳10ヶ月の初登山も疲れ知らずで登山後も長女と遊んでいたK。

 

幼児期からは怪我が多く、母としては大きな怪我や事故にならないようにどう伝えるか、どう理解させるかをよく考えていました💦

 

体力もかなりあるので外遊びは全力すぎて、ブレーキがききずらく、鬼ごっこで1年生の頃は何度か木に突っ込んでいました。 足や腕の怪我はしょっちゅうです。

 

とくに多い大きな怪我は頭なので毎回ヒヤヒヤさせられます。

満月に怪我が多いK。

我が家はカレンダー月の満ち欠けがわかるカレンダーです😑 

本人も満月は怪我に注意しなきゃと意識しています😅

 

目の前のことしか見えていないため、

こうしよう!

あれがやりたい!

となると、そこに気持ちがいってしまい視界も狭くなっています。

これをしたらどうなるんだろ?

と興味でその先が想像できず危険があったり。

 

年中さんのある日は、私は職場の用事で、実家に子供達を預けていました。

その日、Kは祖父に怒られてイライラした気持ちをスッキリしたい!

と実家の前の公園ではなく、同じ団地内の違う公園へ一人で行ってしまいました。

 

長女と祖父母がすぐに探しまわっていたのですが、2回くらいしか行ったことがない坂の上の公園に一人で行っているともわからず、なかなか見つからず、しばらくするとKが泣きながら実家の前に歩いていて「頭をぶつけた」と話したそうです。

 

おでこにはたんこぶと傷がありました。

祖父がKにどこでどのように怪我したか、話しを聞くと、Kは想像以上に細かく状況を説明していたそうです。

Kは「スーパーマンになりたくて。」

「スーパーマンのようにフワッと飛べるのかと思って、目の前の公園じゃ飛べないから、坂の上の公園からジャンプしたけれど、フワッじゃなくストーンて落ちて。」

「ネットに落ちてそこから転がって、コンクリートの壁に頭ぶつけて、助け呼ぼうと思ったけど、まわりに誰もいなくて」

 

怪我の連絡を受け、坂の上の公園の落ちた場所は3メートルはある場所でした😰

運良くゴミネットが下にある場所だったのでゴミネットに落ち、そこから転がり、コンクリートの壁に頭をぶつけていました。

 

私の迎えまでに一度吐き、歩行や目線、会話などは変わりありませんが、脳震盪かもと思い、病院に事前に問い合わせし、脳神経外科に受診しました。

頭蓋骨骨折はなく脳震盪との診断。

翌日にはおでこを強く打っているので目の上が真っ青になり、しばらく目も腫れていました。

 

小学校1年生の時は月が綺麗だから天体望遠鏡で家族で見よう!と話していたら、早くに学校準備終わらせなきゃ💨とKは急ぎ、自宅の部屋でダッシュ💨 ですが、目の前だけしか見えていないので頭の横をドアノブにおもいっきりぶつけて出血😓

 

頭の出血なので血の量が多くすぐには止まらないため、誰よりもパニックになったのは旦那でした💀 

今まで怪我の時は旦那は見ることがなかったので、目の前の血を見てビックリした。と後で話していました。

 

出血でフローリングにたれる出血、旦那の声にKは更に焦っていましたが気分が悪くなったり、出血以外の変化は見られず。

 

冷静な長女が当時、1階で家事をしていた私に状況説明してくれました。

タオルで圧迫止血している間に近隣の夜間脳神経外科対応してくれる病院に問い合わせ。

 

脳神経外科で縫うこととなりました。

 

それ以降ドアノブにはカバーをつけていましたが、今では身長も伸びドアノブに頭をぶつけることもなくなりました。

 

怪我をして自分で危険を感じ、はじめてこうしよう、あれは危ないと意識できるようになる息子ですが、年齢とともに危険についての感じ方も少しずつ成長してきています。

 

横断歩道の渡り方、自転車の乗り方などはとくにどう伝えたらKに響くか考えました。

危険を感じさせるためにリアルな映像などはどうかと旦那は考え、それについて臨床心理士さんに相談したところASDの子は恐怖心で事故は怖い、ならば外に出なければいいんだ、と極端になってしまう場合もあるので子供向けの交通安全の映像がよいとアドバイスもらったことがありました。

 

 

1年生の時、Kには盲導犬になったつもりでママ、パパ達を道案内してね。と何度かやってもらいました。

自分が危なくないように道案内をしないとママ、パパが危険になる。と教えることが好きだったKは嬉しそうに上手に私達を道案内できるようになり、交通安全のルールを守れていました。

 

年少の頃から補助輪なしの自転車をのりはじめ、自転車のルールについては一緒に様々なところに行きながらその都度その都度伝えていました。

昨日、長女と私で「Kは自転車や横断歩道の交通ルールは注意深く見て気をつけるようになったよね。」と話し成長を感じていました。

 

何事も伝わるまでは時間がかかったり、大変なことも多いし、私も凹んだり、疲れきったり、イライラすることもあるけれどKが嬉しそうにしたり、笑顔になることは家族にとっても嬉しいことです。

 

Kにとってわかりやすい言葉や伝わりやすい方法を見つけながら伝えていこう❣