先日、心理検査のWISCを受けてきました。
検査結果は来月教えてもらいます。
小学校の支援クラス担任の先生から中学進学に向けて小学校六年生の夏までに知能検査を受けてほしいとのことでした。
心理検査実施の目的はKが学校生活や学業において大きく苦戦していることに対して何が原因かを見つける手がかりにするためです。
Kは小学校一年生の夏にWISCを受けています。
初めてWISCの検査をした時に得意な部分、不得意な部分のバラつきがわかり、その後主治医からの診断結果で私は長年悩んできた子育ての困難感、モヤモヤが繋がり、ある程度予想はしていたのでじゃあどう支援していくべきかに気持ちが切り替えられました。
そして小学校四年生の時にDN-CASを受けました。小学校2年、3年、4年と進学していくうちに授業での困難感がKはありました。
黒板に沢山かかれた文字と先生の会話と周りの声、そして板書をしていくなかで情報がごちゃごちゃになっていたり、テストは時間がまだまだ沢山あるのに何故か焦り凄いスピードで終えてしまうことがよくあり。
DN-CASではKの教室や日常生活での問題解決に欠かせないプランニング。
注意(いろいろな刺激の中から特定の刺激に注意を向ける。)
同時処理(いろいろな刺激を一つのまとまりとしてとらえる)(例えば耳から入る先生の会話内容や目から入る黒板の文字や教科書の内容の情報がどんなまとまりがあるか瞬時に刺激に対応しまとめている)
継次処理(刺激を順番に理解していく)
先生からDNCASの結果を聞いた時になるほどと思いました。Kを自動車と時計の二つに例えて教えてくれました。
Kの自動車は100キロで走る車でブレーキとアクセルの状態が悪く減速も加速もできない車、友達は60キロでしか走れない車。
だからイライラしやすくなる。
そしてKの車は不器用で100キロでしか走れないため走る環境を一般道(小学校)から高速道路(中学校)に変えたらうまくいくという単純なわけでもないこと。
Kが自分で100キロの車であることを自覚できるように引き続き支援していくこと、ブレーキやアクセルをゆっくり調整しながらふむ練習が必要であることを教えてもらいました。
そして時計ではKの時計が30分も進んでいる時計と5分だけ進んでいる時計の二つを持っていてどちらもちょうどの時間ではないため焦りや混乱がでやすいこと。(継次処理では35分進んでる時計)(同時処理では5分進んでる時計)
音声情報と視覚情報が一緒にある動画よりも音声情報だけのほうがKは有効であることを教えてもらいました。
小学校五年生の冬に読み書きスクリーニング検査を受けました。
この検査を受けることになったのは書くことへの抵抗が昔からかなりありテストも名前を書いていない、ノートをとらない、漢字を覚えるのが苦手が長年続いていたからです。
結果としては読み書きは学年平均の力はありましたが漢字などはドリルで同じ字をひたすら書いて覚えるのは覚えにくいため文章で意味を捉えやすくして書くことや興味のある覚え方(例えば漢字の成り立ち)で覚えていくように主治医から教えてもらいました。