平成28年度4月から障害者差別解消法が施工され、Kのような発達障害児の場合は、公立の学校では合理的配慮が義務付けられています。
Kは小学校2年から、さんすう、こくごの時間は支援級を利用しています。
合理的配慮、Kの場合はクールダウンの場所の確保として支援級と2年生のクラスの中で隠れるスペースを作ってもらいました。
そして、病院、市の支援センター、学校、スクールカウンセラーと連携しながらKの困難が軽減できるように今は対応しています。
コロナの休校から、学校再開となりしばらくはKのパニック🤯も毎日連続でした。
そのため学校の先生からは薬を飲んだほうがよいのでは?
薬を飲んで楽になっている子もいますよ。
次の診察はいつですか? という話しがありました。
以前、Kが「辛いから薬飲みたい、花粉症の薬みたいに効くならイライラした気持ち楽になる!」と担当医に話したことがありました。
その時に、担当医からはKの場合は環境が大きく影響しているため、まず学校の環境を調整が必要、今はママもわかるとは思うけれど薬を使う状況ではない。
薬を飲んだとしても環境が変わらなければ根本的に解決しないことを聞いていたため、私は学校の一人の先生から薬の話しが出た時に市の支援センターに相談しました。
支援センター臨床心理士さん達も担当医同様に環境調整の必要性を話してくれました。
新しい友達、新しいクラス、支援級でのルール。
学校の宿題ドリルのルールが昨年と変わり、しっかり定まっていなかったため、Kは宿題のやり方に混乱したり。
慣れない環境に不安の中、勉強では問題が何を意味するのか、言葉のニュアンスがわからないことで、わからない!
問題の意味や言葉の意味、先生の説明がわからない、伝わらないことでパニックになりやすかったのです。そのため、毎日学校から連絡や呼び出しで私も着信音に疲れていました😭
Kの困難感も強いため、通院は定期的にするようになりました。
担当医からは、「K君にトラブルがあっても、なくてもスクールカウンセラーは定期的にいれましょう。」
「スクールカウンセラーは限られた日にちしか相談できないので、毎週10分、学校で話しを聞いてくれる先生を見つけるようにして、ストレスを溜めないようにしましょう。10分はタイマーを使い時間を守りましょう。」
と話しがありました。
先生は研究データから、発達障害の子供達が一番してほしかったこと、それは話しを聞いてもらうこと。
解決してほしい、とかではなく、とにかく話しを聞いてもらいたかった。
中学生頃になると自分から訴えをしなくなる分、話しを聞いてあげることは後々の経過にも関係してくることがわかっているので、親以外で話し相手を見つけることが大切と教えてくれました。
親は話しを聞いてくれるから、親以外で見つけること。
学校での困難が多いため、学校で話しを、聞いてくれる人がいることが大切とのことでした。
そして、担当医は診察内容をママから直接学校に話すのではなく、支援センターを通すようにしましょう。 そのほうが、ママも辛くならないでしょうと話してくれました。
毎週10分、どこか時間を決めて学校で話しやすい先生に話す必要性は、短い時間でも定期的に話すことでストレスが大きくなる前に出せるようにし、パニックになりにくいようにすることが目的です。
担当医からの話しを早速、支援センターに相談し、支援センターは学校と連携しながら、Kの環境調整の必要性を学校側に相談してくれました。
クールダウンの場所の確保、定期的にスクールカウンセラー、毎週10分の話しをする時間を学校の先生とKで決めることができました。
発達障害児にとって学校は様々な不安とストレスがでやすい環境です。
自宅とは違って親としてはわかりにくい環境だからこそ、学校や市、病院などと連携しながら困難を一つずつ解決していく方法が必要だと思います。
学校、市、病院で連携してもらうことは親にとっても一人で悩まない、抱え込まない方法でもあります。
そして、学校のクラス担任の先生から言われたことは、自分たちのとった行動がK君にはよくない言動や行動であるかもしれないから病院や市の支援センターのアドバイスをもらいながら連携していきたいとのことでした。
新しい学年になり、新しい環境で私達ならば先生や友達が変わったから先生のやり方は以前とは変わってこんな感じになったんだ。と変化をすんなり受け入れることができますが、Kのような子供達は変化があると何もかもがゼロのような状況からスタートになってしまいます。
コロナ臨時休校から学校が再開してしばらくはいろいろとありました。
日々、Kは少しずつ学校に慣れ、パニックは落ちついています。
ちょっとイライラはあってもコントロールができてきたり、もちろん良い日もあれば悪い日もあるとは思いますが、学校での対応策が決まったことでKも、私の気持ちも楽になりました😊