人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

日々少しずつ。 「僕はこのトマトと同じでゆっくり成長するの。」

 

コロナで学校臨時休校から再開してから3ヶ月が過ぎました。

Kの学校の夏休みは2週間でしたが、夏休みが短かったこともあり生活リズムも大きく崩れることもなく、夏休み明けの学校生活は大きなパニックになることも少なく、日々過ごしています。

 

 

最近のKは学校生活にも慣れ、一人で準備し、宿題も連絡帳を見ながら一人で確認することができています。

 

私は最後に連絡帳で宿題と時間割を確認し、Kが朝や学校に着いてから物がないことでパニックにならないように確認しています。

 

1年生の時は学校の時間割準備が連絡帳を見てできるようになったのは9月過ぎで、忘れ物なくし物は1年間毎日続いていました💦

それが今年は筆箱に鉛筆や赤青鉛筆、消しゴム、定規が揃っている日が週のほとんどになり成長を感じています✨

毎日学校で自分で確認していると先生が話していました。

 

 

お姉ちゃんの時は同じ学年でできていたことがKにはなかなか伝わらず、つい比べてしまい、私もどうしたら伝わるだろうとつい口うるさく言ってしまうことばかりでした。

 


Kのゆっくり成長している部分、それ以外の得意とする部分にもっと注目してあげないと、と日々反省していました😓

 


目が離せない、危ないことも多いKですが、Kがこんなことを急に話していました。

 

「ママあのね、僕はね、まわりの人になかなかわかってもらえなくても家族がわかってくれたら十分なんだ。」


急にそんなことを言われて私は切なくなってしまいました。

Kの言葉が足りず、急に話題は全然違う方向にいっていることはしょっちゅうです。

会話の内容は親でも時に理解しにくいことがあります。

何を伝えたいのか、じっくり聞きなおしてみると、なるほどね!となりますが、学校ては言動や行動がなかなか伝わらず、Kも伝わらないことに困難なことは多いです。

 


時にほっこりすることやクスっと笑ってしまうエピソードもありますが、様々なトラブルの日常は毎日親子で困難も多々あります。

 

2年生になり、Kが自分から準備や宿題をするのを待っていました。

最近までは、いつになったら準備や宿題をするかを待っていても夜遅くまで工作や絵を描くことに夢中でした。

体力がかなりあるため夜遅くまで何かに熱中し、翌朝には早々起きるのですが、私も毎日エネルギーがもちません。

夜遅くまで熱中し、学校の準備や宿題を忘れているため、夜遅くや、朝になり焦ってやることが多かったです。

Kももうこんな時間😲という焦りでイライラ🤯していました。

 


市の支援センター臨床心理士さんに定期的にKのことで相談しているのですが、このことを伝えると学校でのストレスもあり工作や絵が発散になっていたり、ママに話せていることも発散になっているので引き継ぎ話しは聞いてあげてください。とのことでした。

 


宿題についてはKに1日のスケジュールを書いてもらいそれを見て自分で確認するようにアドバイスをもらい実行しています。

 

「1日のスケジュールは?」とKに聞いて帰宅したら、明日の準備と宿題をするというKの書いたスケジュールをK自身に意識してもらっています。

 

ママが口で言うことも少し減りはじめてきています。


2年生になったはかりの頃は、新しい学年と昨年とは違う宿題のやり方、連絡帳の書き方。

環境変化で学校生活はなかなか慣れず、コロナ臨時休校からの学校再開後はパニックの日々でした。

 

学校では先生にイライラしたことを伝えられなくても、自宅に帰るとイライラしばらく爆発しながらも落ちつきはじめると「ママ、あのね、、、」と何にイライラ爆発してしまったかを教えてくれていました。

 

休校だった時に、学校からもらったトマトの苗を自宅で育てていたのですが、雨が続き、栄養も足りてなかったため、なかなか花が咲かず実もつかずKは「どうせ、俺のトマトだけは実もつかないんだ!」とやけくそになっていました。

クラスの友達は実も花も沢山ついているのにという違いから、プランターを蹴飛ばし土を散乱させたことがありました。

自分で大切に育てていたので、私が言わなくても反省し、その後土を戻していました。

 

担任の先生もトマトについて調べてくれ、天気や気温の影響もあり、学校のトマトも実が小さかったりしていることを教えてくれました。

農家の気持ちになって根気強く育ててみてください。とかかれた連絡帳をKと一緒に見てKのトマトへの思いも復活していました。

 

 

Kに「このトマトはKの成長と同じでね、ゆっくりゆっくり成長しているんだよ。みんなのトマトはもう花や実ができているかもしれないけれど、Kのトマトも頑張っているんだよ。水と栄養あげながら、ちゃんと優しく見守ってあげようね。」そう話しをすると、Kのトマトへの愛情は日に日に変わりました。

 

 

なるべく日が当たるようにプランターの置き場所を毎日時間で変えていたり、朝早く起きて鳥に狙われていないか見ていたり、トマトの観察と育てることを今まで以上に熱心にしていました。

 

 

花ができて、実がなると目を輝かせ「ママ、やったー!黄色い花もある。実もできてきた。」そう喜び、「僕と一緒だね、僕は発達障害でもゆっくりゆっくり成長しているね!」

 

 

Kがトマトを丁寧に育てていたことを沢山褒めました。

目の前にすぐ結果としてあらわれないとイライラしやすいKですが、少しずつ粘り強くなることもできています😌