四年生になって私としては学校での支援担任の先生やクラス担任の先生の対応はありがたく感じています。Kも話しやすく学校での困難感は良くなるのでは?と感じていました。
ですが、Kのイライラしやすい状況はなかなか変わりません。
クラス担任の先生も支援担任の先生もどうしてイライラしているのだろうか。を考えてKの気持ちに寄り添ってくれているおかげで学校でお友達とのトラブルがあって、Kがもう学校行かない!となっても翌日には短時間でもKが学校に行けていたり、今日も頑張れた!と思えているのです。
四年生になってKが辛くなっていること。
1.勉強 学年が上がり、文章がさらに増えてせっかちなKは全体をゆっくり見ることが苦手です。
計算やすぐにパッと記憶で答えられる問題は変わらず得意です。
2.友達との気持ちのズレ
自分はこう思っているのに。
余裕がなかったり、自分が何かしたい状況だと目の前しか見えません。周りの状況はいつも以上に見えないので、冷静な時は他者の対応を客観的に見えていても余裕がない時は自分の考えを他人も同じようにもっていると思ってなんでわかってくれないんだ!となります。
それらによりイライラしやすくなっていることです。
Kの主治医からは自分でもわからないけどなんだかソワソワしてジッと席に座っていられないなどADHDの症状は小学校高学年になると落ちついてきます。
四年生くらいからはASDの症状が目立ちはじめます。相手や状況を考えない行動、周囲に合わせず被害的に受けとってしまいやすい。
授業では興味がないから席を立つ。やることが終わってどうしてよいかわからない、暇だから席を立つ。
と以前言われました。
四年生になってきてからは今まで以上に苦戦しています。
二年生くらいから友達との気持ちのズレや言葉でイライラしやすくなっていて、例えばドッチボールで負けて馬鹿にされると、「あおられた。許せない。」と話し二年生、三年生の時は遊びでもイライラすぐにしていました。白黒ハッキリしないと気がすまない、相手の冗談は伝わらないので、先生が仲裁にはいって相手のお友達になぜKがイライラしているか、相手が嫌がる言葉は言わないことを伝えてくれていました。
小学校三年生、四年生、五年生くらいになるとつい言葉もキツくなってしまっていたり何気なく言っていた言葉だったりもしますがKには言葉が全てです。裏の気持ちや軽く言ってるだけというのは伝わりにくいです。
相手に嫌な言葉を言われたらKは流せず言い返してしまいます。さらに毎回嫌なことを言われトラブルになる友達だと、なんで先生の前じゃ僕に謝っていたのにまた言うんだ!
と言い返すだけではなく、Kは口調がかなり強くなっていきます。
口論の相手とお互いエスカレートして興奮がおさまらなくなってしまいます。
Kの場合、イライラして言葉が強くなり興奮はMAXになるだけです。
イライラで落ちつかなく、イライラピークになってしまうと先生にクールダウンしに行きますと言える余裕はないです。
教室から出て校内をあちこち行ってしまったりすることがありました。
体育の時間では体育館倉庫にこもってボールを投げイライラしていたり。イライラするだけでなく1人で言動が激しくなっていたり。
毎週のように先生方とは話しあったり通院でもらったアドバイスの報告やカウンセリングの報告、市の教育センターからもらったアドバイスの報告などを先生達と共有していましたが、Kの状況は良くならずKが帰りたいと言ったり、イライラピークで私が学校に呼ばれてKの対応することが頻回になっていました。
いつかイライラがそんなつもりじゃなかった、、、。でお友達や先生に怪我をさせてしまうことになるのではないだろうかと不安になりながら私は学校に相談し続けていました。
Kがニコニコして学校へ行ったのにイライラでトラブルとなりどうせ俺はイライラするだけだ!と自信をなくしていること、毎日学校へ行かせることさえ私は不安と苦痛の日々になっていました。主治医からは本人が行きたくないと言っていたら無理に学校に行かなくてよいとは言われていましたが、Kは〇〇と遊びたい。今日は好きな授業があると話し学校を休みたがることはありませんでした。
そんな矢先でした。学校から連絡がありお友達の頬を怪我させてしまったとのことでした。
聞いた瞬間心配していたことが現実となりショックと何故そんな状況になったのだろうか、怪我の状況や経緯を早く把握して謝罪しないとと思いました。
きっかけはいつもトラブルになりやすい同じく支援クラスのお友達に悪口をいきなり言われお互い口論となり、イライラピークになってしまい近くにあったものを投げたら全く関係ない仲良しのお友達に当たり頬に怪我をさせてしまったのです。
すぐに怪我の状態と現状を聞いて相手のお友達ママに連絡し謝罪とママがお仕事中、私は仕事休みだったので病院に連れて行くかどうかを確認しました。
お友達ママからは「怪我は大丈夫だし、K君がうちの子のそばにずっと付き添ってくれているんだって。ありがとう。
昔からK君や家族を側で見てきているから、K君の優しいところや家族が毎日一生懸命にいつも対応していることも知っているし、怪我させても知らない親や謝罪のない親だっているんだしありがとう。」と優しいフォローをしてくれましたが、あってはならないこと。
Kが投げて怪我させてしまいすぐにお友達に謝罪し反省していたと先生からは話しがありました。
Kと家族で相手のお友達家族に謝罪しに行きました。パパさんもママさんもKの良さがうまく出せていない学校生活での現状に私達家族を心配してくれていました。
今回のトラブル、どんなに相手がきっかけでも結果が全てです。
全く関係のないお友達を怪我をさせてしまったこと。物を投げてしまった。怪我をさせてしまった。
これが結果なのです。
すぐに現状をどう変えていくべきかを家族で相談し合い、学校や主治医、市に連絡し相談しました。
K自身は四年生スタートからイライラしたくない、投げるのは絶対駄目とわかっているのに変わらないイライラしてしまう状況に自信をなくしていました。
友達との言葉のトラブルはKが受け止め方や言われた時にどう対応するかを変えない限り口調が強い子や何も考えずに言ってしまうお友達はそう簡単に変わるものではありません。
普段は嫌なことを言われて流せても一日の中で積もり3回目くらいの時にドカンと爆発するとKは話しています。
状況が酷くなり呼ばれるような時は必ず決まって様々な理由が重なり、きっかけはKではなかったけれど、タイミングで先生に伝えられなかったこと、先生に勘違いされたこと、たまたまイライラしている一部分を見た複数人の先生方のその場、その場の対応のズレであったり、がさらに悪化させてしまったりもありました。
学校だと多くの子供達がいるからトラブルが起きればそのトラブルに目がいくのでまずはそのトラブルを抑えないといけなかったりで、なので言動や行動が目立ってしまうKは注意されることが多くそれがなんでわかってくれないの!?でますますイライラとなってしまったり。
イライラしやすくなって自己肯定感も下がり、先生に上手く伝えられなくなっている現状の対応として
①まずは二年生の時も使っていたイライラカードを作りました。
Kの得意なパワーポイントでイライラを段階別に数値と絵で示したものを支援担任の先生が縮小しラミネートしてくれました。
②支援クラスで使えるイライラしたらギューッと握りしめて力を出すもの。
風船の中に小麦粉を入れてKがキャラクターを描いたものを作りました。もろくなり破れたら小麦粉出てしまいますが💦結構キャラクターが可愛いから癒されるとKは話していました。
③支援担任の先生からは 頻繁に声かけをしてイライラピークになる前に本人が訴えやすい環境を作る話しがありました。
Kは今はまだ我慢できる、今は先生忙しいかな?と何か楽しみや気になることがある時は先生にすぐに聞けたりするのですが、心配なことやイライラした時は伝えられないことが多いそうで先生から声かけや表情の変化を意識していくお話しがありました。
夏休みまでKがイライラしないようにKもママもいろいろ限界にきているから無理しないように時短で好きな授業だけでも学校に通う提案を市の家庭教育センターからありました。
支援担任の先生やクラス担任の先生もKが辛そうな時は早めに早退したり、イライラしやすい授業では遅刻したりしながら学校に行きました。
先生達からはK君は学校辛いかもしれないけれどお友達はみんなK君を好きだし、いつもK君のまわりにはK君、K君ってお友達がいるよね。そう伝えてくれました。
夏休みまでにKの笑顔が戻りますように。何事もありませんように、、、。そんな思いで私は毎日送迎していました💦
このブログを読む方の中には同じような経験をされている方もいるのではないでしょうか。
成長とともにできることも増える一方で様々なトラブル対応も新しく増えています。
ブログでは書ききれないほどの困難の連続に逃げたくなることも日々ありましたし、山あり谷ありで時にまた逃げたくなる時も。
現状は仕事を増やすことができないので勉強できてる一時の時間を発散に。どんなにイライラしていたり子供達が喧嘩して騒がしくても、夜遅くまでKが何かに没頭し作品を作り嬉しそうに報告してくれた時やお姉ちゃんと仲良しな時、子供達2人の穏やかな寝顔はホッとさせられます💖
私の場合は壁にぶち当たり泣きたくても、逃げても解決しないので、ひたすら専門家に的確なアドバイスをもらい今何ができるかを相談し、家族や友達に話しを聞いてもらって私自身も話すことで発散しています。
毎日毎日なんでこんなにいろんな事があるの😭
そんな日々ですが、主治医や市の家庭教育センターから言われた大切なこと、『話しを聞いてKの気持ちを、まず受け止めること』
そして落ちついた時にKの気持ちやお友達の気持ち、ママの気持ち、パパの気持ち、先生の気持ちを話し合いながらズレていたところやどう対応したら良かったのかを毎回というか毎日のように何かしらあるので家族で話しあっています。
カウンセリングの先生からはK君は今は辛いことも多いけれど自分を嫌いになってはいない。
これは大切なこと。
それは家族や学校や市や病院の先生が対応していること。
いつかKらしさ、得意分野が存分に発揮できる社会、発揮できる日々がくるように今は私も努力して負けていられません😊