人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

激しい葛藤。変化していくこだわり

 

今Kのこだわりは自宅ではお気に入りのぬいぐるみ達を並べ一緒に行動すること、紙粘土で毎日作品作りです。

 

寝る前は布団に並べ布団をかけてぬいぐるみを寝かしつけてから自分も寝る。
朝は布団からぬいぐるみをだして所定の場所に並べてあげることから始まります。


ぬいぐるみへのこだわりは学校入学頃よりはじまり、最近は学校での大きなトラブルが続き、トラウマとなり極度の不安に陥ったことからぬいぐるみへのこだわりが強くはなりました。


精神状態の幅が極端に広がり、自分をせめることが増えました。死にたい、死にたい、自分のノートや教科書を破り、自分の上履きに死ね、死ねと書き私には「みんなに見えにくいように上履きの内側に書いたんだもん。イライラして上履きに書いたんだ。」そう話していましたが、本人の葛藤を思うと私も今何ができるだろうか。そんな日々でした。
週末に持ち帰った上履きには死ねの文字が。
トラブル直後から市の相談場所には相談していました。


医師の予約は予約がなかなかとれず3ヶ月先に。


死にたい。とKが言うようになったのは小学校入学後夏前くらいからでした。思うようにできない葛藤からでした。入学直後は様々な葛藤から自分の物を投げつけたりがありました。
その後、イライラしたら教室から飛びだし何処か隠れる場所を探しそこに隠れようとし、現在は教室からは出ないでオルガンの裏に隠れてクールダウンするまでに変化していたのですが、Kは再び入学直後よりも強い葛藤となってしまいました。


自宅でもちょっとつまずくと思春期の子供のように爆発し、実家ではすぐに脱走してしまい、記憶力と体力が凄まじいので毎回遠くまで脱走してしまうことに祖父母は対応に困っていました。
15分ほどすると興奮は落ちつくのですが本人は何故自分はイライラしやすく、いじけやすいんだ!と常に葛藤し、自分を責めます。

お友達に手をだしてはいけないことをわかっているから自分を責めてるようです。と担任の先生からは話しがありました。


今は今までにないほどの不安と極端な興奮、又はちょっとしたことでイライラの連続となって泣き暴れています。

破りたい時、考えてはいて自分の物の捨てても大丈夫そうなものにだけあたっていました。


市の相談に先日行き、現在の様子を伝えました。

今までにはなかった時間のズレの厳しさがあることを伝えるとそれもこだわりであることを知りました。


私が市の相談にKと二人で行くため学校に行き、迎え時間を数分遅れた時のことでした。
イライラが爆発し、先生達は「ママと学校が休校になることをお話ししていたの。ごめんね。」と先生は説明したのですが、「五分も遅れたじゃないか!」とイライラはおさまりません。しばらく落ちつかず、10分ほどして、本人は相談場所のことへ気持ちは変われていました。

 

こだわりは自分が変えない限り変化ないため安心となり、そのこだわりがズレてしまうことに極端な不安があるから息子は時間にも厳しくなっていることがわかりました。
そのこだわりは急になくなる時もあるからその時にママが「あれ?ぬいぐるみ並べなくていいの?」と言ってしまうとまたこだわりが戻ってしまうから、本人がこだわらなくなったらそのままにしてあげてくださいとのことでした。

 

 

相談では本人は別部屋でプレイセラピーをしていました。

私は先生とお話しをしていました。

コロナによる休校はママにとっては大変かもしれないが、今の状況でイライラしやすい環境が減ることは本人にとって今は良いことでもある。と聞いた時にそうかと思いました。

イライラしてばかりではKもゆっくりひとつひとつの問題に向き合いにくいので今回はそういう時間なんだと私も考えたら楽になりました。


Kは「またここに来たい。」と話し、しばらくはKの心の安定のため通うこととなりました。

 

さっきまでご機嫌だったのが数秒後には激しいイライラ、目まぐるしい変化に何より辛いのはKです。ですが、お姉ちゃんもいつも親身に弟のフォローをしてあげていてもイライラからあたられて喧嘩となり、嫌な思いばかりになってしまうことも多いです。

思春期のお姉ちゃんのフォローもしてあげないとなと感じています。