人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小5長男とヒルシュ中2長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

初めてのことはかなり困難。ワーキングメモリ。

Kは小学校に入学してから様々なことに困難を感じパニックになっていました。

 

毎日時間割通りで毎週決まったパターンならわかりやすいのですが、時間割通りとは限らずプール授業の時間割や毎週末翌週の時間割表を持ち帰ってきたりと、プリントや連絡帳はママが確認するには大切です。

 

長女の時は授業の用意も最後のチェック程度で私もさほど困ることもありませんでした。

 

Kの場合はよくあるのが第一声が「意味わからない!」で癇癪から始まります。

 

明日の準備でプリントの時間割、連絡帳を見たりするのに連絡帳も持ち帰っていない、プリントもないからわからないということも入学当初はありました。

 

ランドセルの奥底にぐちゃぐちゃになった、いつもらったかわからないプリントがあったり。

授業で使う持ち物もその時その時で違うので、連絡帳がなければ宿題もわからないですし、時間割のわかる翌週の予定プリントがなければわかりません。

 

入学当初授業がスタートして教科書が必要なはずなのに何故か自宅に教科書はそのままあったり。

本人は「大丈夫だよママ、先生優しいから、貸してくれるから。」と。

先生は優しいけど、そうじゃなくて😓、 「貸してくれるから持っていかなくても大丈夫ではなく自分の持ち物は自分で忘れないように一緒に用意しようね。」

そんなことが2度ほどありました。

 

学校の準備は毎回イライラしていました。

物を探すのも苦手なKはせっかちで丁寧に探さない、自分のなかでのここにあるという思いこみのためすぐに「ない!ない!ないじゃないか!」で癇癪。

 

私としては目の前にあるのになと感じることもよくあります。

ハンカチ、タオル、体操服、衣類の仕分けもきめられた場所に収納していますが、せっかちすぎて見つけられない!と投げて出すのであっという間に散乱しています。

 

9月くらいからKは急に「自分でできるから!」と学校の準備をしていました。今まで毎日、毎回癇癪でなかなかうまくできなかった準備が何故急にできるようになったんだろう? 私は不思議でした。

 

臨床心理士さんに相談した時にKのワーキングメモリがかなり高いことからできるようになったことを知りました。

 

Kは初めてのことはかなり困難なためみんなが数回でわかることが何十回、時には何百回伝える必要があります。

 

ワーキングメモリつまり記憶力がかなり高いため、当初はパニックになっていたことも記憶力でひとつひとつが徐々に繋がり、できるようになっていたのでした。

 

せっかちでゆっくりとできない、興味のないこと説明や文章を読まないKは連絡帳も最初は「意味わからない。」だったのですが、経験から記憶で時間はかかりますができるようになっていました。

 

本人が何故困難かをわかってあげると私自身も対応しやすいです。

 

Kが知能検査でわかった特性は私にとっても必要な検査だったと感じています。