人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

ADHD? グレーゾーン?、、、毎日試行錯誤 ①

WISC-IVウィスクホース(ウェクスラー児童用知能検査第4版) 息子はADHD? グレーゾーン?

息子の育児は毎日が想像外の連続。どう対応するのがよいの??の連続。
成長とともに変化、試行錯誤。

 

生後7ヶ月のつかまり立ちから、私が料理中に握りこぶしを口に入れて毎日、何十回もおえおえ、嘔吐。娘も同じ行動していたけど、1日数回だけ。息子はその何倍も多く大変でした。家事できないし、育児に看病にで深夜しか家事ができずで、この子たちはどんだけ自己主張強いんだ?と思ってました。癇癪が酷く何をしても泣き暴れてしまう日々。もちろん病気やアトピー、マルチアレルギーのイライラもあるだろうけど。

長女のときにアドバイスもらっていたのは嘔吐にびっくりして反応しちゃ駄目見たら駄目。動揺せずに無視していること。何故ならそこでも反応するとそれも愛情と思い吐き続けてしまうから。と。

 

その後も一歳過ぎると癇癪は加速し、どう対応したら本人も楽になるんだろうと悩み、一歳半から区の保健所に来ている小児の発達に詳しい臨床心理士にお世話になっていました。


小学校に入学してからはほぼ毎日忘れ物、休日は習い事や外出先でしょっちゅう忘れ物。自分ではあると思いこんでいるので確認しませんし、気がつきません。

 

本人が自宅に帰ってから私が探してみるとやっぱりないので外出先や習い事先に取りにいくこと多々あります。

 

忘れ物しないように一緒にチェックリスト作りましたが、本人がそこに関心があまりないため活用されていません。

 

目の前しか見えていないため、物がない!となると冷静に横や下や斜めを見ることもなく、ない!ない!ない!ないんだ!ない!で周りを巻き込み騒ぎます。

 

物が見つからないと息子はますます落ちつかなくなります。考えずに置いたり、そのままにしているのでわからなくなっています。ひとまず落ちつかせて、本人も冷静になると探しはじめます。

 

幼稚園や保育園の頃は物が限られていたこと物の場所が決まってわかりやすかったのが小学校になってからは毎日違う授業、物も持ちかえったり、また必要だったりが増えるため忘れ物や物が見つからなくなることが目立ってきました。また学校終わりに学童もあるため、学童で忘れていたりも。


目の前のことしか見えず大怪我の連続。
かんしゃくが酷く、物事の完成度を高く求めるため思うようにできないと30分でも1時間でも泣き暴れます。けど本人は納得できるまでやりたいから泣き暴れながらやっています。イライラ泣き暴れるけどできるまでやめようとしません。

そんな時は全く違うことに切りかえさせるか、少しアドバイスして見守ってるかしていますが、かなりのエネルギーと時間を私は消耗します。

 

学校ではイライラしても抑えているようでそのぶん自宅や実家で爆発しています。エネルギーがすさまじく、興奮がなかなかしずまらないため寝つきにくいです。目から入る情報が興奮になりすぎないように気をつけていますがこのエネルギーと付き合うのはかなりの体力、精神力を使います。朝から晩まで喋りは止まらず、動きも止まらない息子です。何か関心があることがあると納得いくまで凄まじい集中力で熱中することも。紙粘土に絵の具を少し混ぜて色を作り食品サンプルミニチュアを沢山作り、夜遅くまで寝ようとせず、仕上げ、シルバニアファミリーの家に置いてたり。折り紙が得意で絶妙な切り絵や大好きな恐竜を次々夜な夜なこっそり作っていたり、、、。やりたいことがあると気になって気になって眠れないのです。

 

息子にとってのおやすみ前のリラックスは大好きなぬいぐるみたちです。ドラえもんグッズやぬいぐるみを持っていることで気持ちが落ち着きます。

 

 

 


夏休み前、息子は学校であるテストを受けました。担任の先生とは定期的に息子の様子を教えてもらったり、家庭での様子を伝えたりしていました。何が得意で不得意かを親も学校側も理解したほうが対応しやすいだろうとなり検査をしました。


WISC-IV です。学校の授業中にみんなとは別室でこの検査を受けることができたので仕事の休みに検査をしにいくという手間もなく、本人も学校での検査だったので緊張しすぎずに検査できたようです。臨床心理士の方からは後日の報告で検査結果のお話しがありました。

この検査は物事の捉え方に対しての得意、不得意の特徴を見るものでした。


本人が抱える問題の原因を明らかにして今後の支援にいかすために行われました。


検査の結果は全般的な知的能力(全検査IQ)と言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度という4つがありました。
この4つが数値に差がさほどなければ本人も困難を感じにくいとのことですが、息子の場合ワーキングメモリーがかなり高く、他の数値との差があります。

 

ワーキングメモリーは聞いたことを一時的に記憶する能力を見ることができ、興味のある数字や地図の記憶力は大人もびっくりです。息子は初めて行った場所の風景を記憶していて頭の中で道がすぐに繋がります。

 

言語理解は言葉を理解し、考えて表現する能力を見ることができます。

 

処理速度は目で見た情報を早く正確に判断して書く能力がわかります。手際の良さ、板書をノートに写しとるなど。スピードに異常にこだわっていた息子は、とにかく一番に終わらせたくて、いかに早くかけるかという方法で答えを書いていました。さんすうの問題だったら一問一問見るのではなく右ページ左ページ交互にやっていたり、頭の中で自分なりの計算をしています。答えは正解でもかなり雑で見にくく、ときに雑さからケアレスミスに繋がっていたり。どうしたら変わるかなぁと思っていましたが何度も何度も繰り返して書きうつしていくなかで最近は早ければ良いってもんじゃないと理解したようで『見る相手がわかり、伝わるように書く』を意識できるようになりました。

 

知覚推理は目で見たものを理解して見通しを立ててそれを応用する能力です。
息子は情報量が多いと場面を理解して先を見通していくことに時間がかかるようです。

 

この結果に納得、だから あれしたい!と思ったらそれしか頭になく先を考えず、周りが全く見えず大怪我。


臨床心理士からも衝動性があるから怪我しやすいねと言われました。

 

保育園年長になる前の春のことでした。

祖父に怒られたある日、

悔しくて実家から脱走、暴走し『スーパーマンのようになりたくて公園のコンクリート(高台)からジャンプした。スーパーマンのようにフワーって飛べなくて、そのままストーンって。(運よくゴミネットが下にあり)ネットから(すべるように)落ちていって頭ぶつけた。』と怪我の詳細を聞いた時に本人は泣きながらも冷静に説明していました。

脱走した息子を家族で探し、実家近くの公園ではなく少し離れた公園のほうから泣いて帰ってきた息子。少し離れた公園に行ったのは飛びたかったからと。

 

泣きやみ、しばらくして青ざめ嘔吐。目線も歩行も問題ないけれど脳震盪かもしれない、目の上には傷も、脳神経外科受診し脳震盪の診断でした。医師も私も頭部骨折してなくて良かったと。そんなことがあった時もありました。

 

 

 

検査結果は学校の担任にも臨床心理士から説明がありました。
臨床心理士からは今はまだ顕著に出ないが小学校高学年くらいになってくると周りが理解してくれない!だったり、どうせ自分なんか、、、、。と引きこもってしまったりになりやすいと言われました。

「今後もアドバイスをもらったりママにとっても心強いから。」と小児の発達の専門の医師を紹介してもらいました。早速予約しましたが3ヶ月待ち。

 

試行錯誤の子育ては続きますが的確なアドバイスをもらえることはありがたいことです。

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