人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

新しいことはパニック。 

先週、今週から来週にかけての時間割表と課題プリントが送られてきました。

 

時間割表には月曜日から金曜日までの1時間目から5時間目の課題がかかれています。

 

月曜日、時間割を見た瞬間Kはパニックに🤯 「意味わからない!」でイライラ爆発💨

 

そこには 『1年生のかんじ こくご P○○、○○かきこむ』と書いてありました。

 

Kはまず『P』の意味がわかりませんでした。

 

お姉ちゃんに聞いたようで、「ママ!わかったよ!兄弟いたらやらなくていいんだ。」 と。

 

私は、え?やらなくていい?どこからそうなったんだ。と思いKに聞くと、「お姉ちゃんに聞いたんだ。」と。

 

お姉ちゃんはKに「連絡帳にPが書いてある!意味わからない。と言われ、「あー、連絡帳のPはPTAのPで兄弟いたら上の学年がプリント出せばいいんだよって伝えたの。」

 

なるほど、なるほど〜Kも伝え方ズレてお姉ちゃんの伝えた内容からKは勘違いしたのか。

兄弟の下はプリント出さなくていい=やらなくていいって😑

う〜ん、やらなくてよい課題はそもそも送られてこないだろうし、Kも面白いな😅

 

Kには「PTAのPじゃなくてページのことだよ。」と伝えると「ページ?」 私は「教科書の○ページを見てねってこと。」と説明しました。

Kもようやく理解した様子、次にKは「教科書にかきこむって書くスペースないじゃないか!」とまたパニック🤯

もしや、、、と思い、Kに「教科書を持ってママにどこのページか教えて。」と伝えると、、、。

予想通り1年生の教科書を開いていました。

時間割には1年生のかんじと書いてあるから教科書も1年生のものをだしていたのです。

 

Kが間違えないように先週末、今週の時間割に書かれた2年生のさんすうとこくごの教科書を机に置いていました。

Kがどの程度時間割を理解するか気になり私も時間割は2年生の教科書のことだよ、とか細かなことは伝えていませんでした。

 

今日はKと一緒に解読をして何を意味するかを確認し、時間割の意味の説明をKにしてもらい、本人もパニックにならず課題を問題なく終わらすことができました✨

昨日はパニックでも今日は一緒に確認しイライラ爆発がほとんどない1日でした😊

 

以前KのことでKの特性から考えられることをアドバイスもらった臨床心理士さんに再び最近の様子を相談しました。

 

ASDの子の場合、例えば今回のように時間割でいうと定型の場合は2年生になって先生が変わったから書きかたが変わったんだ。と適応できるが、ASDの子の場合、変わった瞬間にもうわからなくなり過去からのことが繋がらなくなってしまう。

Kのようにゼロからのスタートに近いような状態に。

似たものがあれば見通ししやすい私達とは違い本人には全てがわからなくなってしまう。

 

Kの場合は解読により困難は軽減しましたが、本人にとって負担でない方法を見つけることが大切ということを教えてもらいました。

 

特性が強い場合はわかるように時間割を書き直し、

例えば①2年生のこくごの教科書○○ページを開く

②○番から○番までを○○に書く。

というようにその子がわかりやすい言葉で伝わるようにするそうです。

 

ASDはわからなくなると何をしたらよいかがわからなくなりパニックになってしまう。

だから何をしたらよいかわかればスムーズにできるようになることもある。

Kにはしばらく解読という方法でパニックにならないよう休校中はフォローしていきたいと思います。

 

何事も慣れるまでには記憶力の蓄積でパターン化するまで時間はかなりかかりますが臨床心理士さんにアドバイスもらった『日々のつまずきポイント』から見えてくる本人にとって何がわからないかを一緒に理解してあげるようにしていきたいです。