人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

エビリファイ内服開始してからの変化

Kはイライラする自分が嫌でした。

 

 

イライラしてうまくクールダウンできないと、教室から出てみんなの見えないところで壁を蹴りつづけていたこともありました。

こんな姿が全てじゃないんだ。

イライラしている姿だけで僕をみてほしくない。

 

そう話していることが何度もありました。

まわりにどう思われているのかということを常に気にしていました。

 

 

小学校1年生の時からイライラしやすい自分が嫌で、まわりとの違いに困難感を感じ続けていました。

 

 

小学校2年になりイライラしやすい自分、勉強での困難感や先生に自分の思いがうまく伝わらない困難感は増していました。

 

 

イライラしやすい自分とまわりとの違いに困難感が強くなっていたため、12月からエビリファイが開始となりました。

 

 

医師は本来はエビリファイは休薬をする薬ではないが、冬休みはイライラする原因も減るので飲まなくてもよい、学校がまた始まる時に飲みはじめてもよいとの話しがあり、冬休みは飲まず、冬休み明けからまた飲みはじめました。

 

 

エビリファイを内服しはじめてKはイライラが今までなら10段階の8とか9だったのが3くらいになっている。と話していました。

 

先生達からは表情が穏やかになってきた。との話しもありました。

 

 

現在学校で定期的な面談をしています。

クラス担任、支援担任、市の発達支援センターのKの担当者と私の担当者の臨床心理士の先生方と私で面談をし、Kの学校での様子や家庭での様子、行動や言動の変化、どう対応してどうなったかなど学校の先生方がKに対してわからないことや良かったことなどを話しあっています。

 

実際のKの言動や行動から何があったかを何度も何度も伝えていましたが、先生によってはなかなか理解しにくいようで、伝わらず先生にとってもKにとっても辛くなる日々に私もどうしたらわかってもらえるだろうと考えていました。

 

親の私でさえKの言動、行動にどう対応すべきか悩み、相談して解決策を見つけないと辛くなることもあるだけに沢山の子供達をみる学校側にお願いするだけではいけない。

家庭でもKへのサポートが大切です。

 

様々な問題がつづいていた時に校長先生、教頭先生と話す機会も増え、時に相談しても学校側はやはり職員を守るだけなのかな、、、。

と残念な気持ちになったり、心のなかに怒りがでたこともありましたが、冷静な対応を続け、様々な機関に相談し、連携し、学校側からのフィードバックの必要性を学校側にお願いしました。

 

今では定期的な面談が続いています。

これにより意見交換だけではなく、専門家の意見からアドバイスをもらうことで次につなげやすくなっています。

私だけが学校に直に言っては角が立つことも市の発達支援センターの担当者の先生方がさらに伝えてくれることでまた変わります。

 

親の言葉だけでは響きにくい言葉も専門家の方がさらにわかりやすく伝えてくれることで

学校の先生方も実践しやすくなります。

そして専門家の臨床心理士の先生からのまとめは毎回方向性が定まるためとても心強い言葉となっています。

 

 

 

ここにいたるまで様々なことがありましたが、先日の面談ではK自身、最近は困難感が減ってきたこともあり、やっとここまでこれたという安堵感が私自身はありました。

 

 

ここにいたるまでいろいろありすぎて滅入ることも沢山ありました。

医師、市の発達支援センターの先生方、県の発達支援センターの先生のアドバイスにより私自身も支えられながら行動しつづけることができました。

 

様々な連携の結果、学校の校長先生、教頭先生、先生方がKによりよい方法を一緒になって考えてくださったことで少しずつ結果がでています。

 

もちろんちょっとした環境変化でまた戻ってしまうこともあるかもしれませんが、親としてできること、行動することで少し変化があったことは嬉しいことでした。

 

 

医師の話しにもありましたが、薬はあくまで補助的なもので先生が扱いやすくなるものでもない、環境調整が大切。という説明をいつも思い出しますが、学校側の環境調整(例えば最初の声かけの仕方、説明の仕方、ほめることを増やす、成功体験をなるべく増やすなどを変えたこと)により今までよりイライラしにくくなったこと、イライラしても今までより落ちつくまでの時間が早くなっていること。

それにより、本人が精神的にも楽になり、表情が穏やかになってきているようです。

 

 

 

 

 

表情が穏やかになる時間が増え、今までは学校に行くのは友達に会いたいからだけ。と話していたのが、大好きな体育や図工、学校での楽しみも増えていたり、自己肯定感も最近は上がってきています。