人生いろいろあるからこそ気付きがある。

ASD ADHD小6長男とヒルシュ中3長女。栄養士取得後看護師の道へ、看護師10年以上ブランクからの復職。病気、子育て、ワークライフバランスとは?を常に考えるワーキングママのブログです。

ASD ADHD  相談 地域格差

 引っ越してきて感じたこと。

専門的な相談場所の窓口が少ない、情報の共有が少ないということ。

 

地方に引っ越し、子育て支援も今までとは大きな違いがあります。

 

息子がADHD ASDを診断され、実際に自分が問い合わせたことで気がついたことがあります。 今までははっきり診断されていなかったこともあり調べるだけで問い合わせたりはしていませんでした。

 

地方ならではの良さもあります。アットホーム感や地域の人が子供の成長を見守ってくれている温かさもとてもありがたい環境です。

 

けれど発達障害を相談できる窓口が少ないという印象を感じています。

 

相談できる場所はもちろんあります。以前、保健所に相談した時は自宅とは違う子供の様子が知りたくて保育園に巡回訪問をお願いしました。

巡回訪問の結果の面談では園長と臨床心理士の方に最後は「ママの考えすぎよ。」と言われて終わりました。

目立ったトラブルもないからこその言葉なのかもしれません。

けれど、自宅での行動や言動が気になり、これからも含め何か対応が必要かどうかを相談したのに、相談した結果が『ママの考えすぎ』で終わってしまったことはとても残念でした。

 

もうこれ以上相談しても先には進まないのかもしれない。

相談した自分が嫌な思いをするだけだし、息子も今は保育園では困ってはいないのならば今はこのまま様子を見ていよう。私はそう思いました。

 

息子がASD ADHDを診断されたのは2ヶ月ほど前です。

 

小学校で知能検査を受け、医師の診察の結果診断がでました。

医師からは今は投薬の必要はないのでまた何か心配があったら予約してくださいとのことでした。

医師が週1ということもあり、医師の診察までに3ヶ月待ちでした。

投薬などの必要がありそうな時は医師に診察してもらおうと思いましたが、日常の本人への対応は毎日が試行錯誤で悩むことも多々あります。

 

アドバイスがもらえる環境がもう少し身近にないだろうか?とネットで調べていました。 どこに問い合わせたら息子の事を相談できるのだろう?そう感じていました。

 

市役所に問い合わせた時は放課後等デイサービスは情報がないので自分で調べてほしいとのことでした。

 

県のホームページに載っていた発達障害者支援センターについて県の担当に確認すると、県の管轄だが運営はまかせているので情報がないからわからないとのことでした。

 

県の管轄だが運営はまかせているといっていた発達障害者支援センターは県に2箇所だけでした。その他に自閉症をはじめとする発達障害者の相談場所は4箇所ありました。

 

このどこに問い合わせたら息子の相談場所としてよいのかはわかりませんが、管轄地域であり近くにあった発達障害者支援センターに問い合わせしました。

 

問い合わせした瞬間ホッとしました。 今まで何処に問い合わせたらよいかも情報がなかったために困っていたのがここに問い合わせして良かったんだと思うとモヤモヤも一気に吹っ飛びました。

 

ここに問い合わせしている方はどのような流れでここにたどり着くのだろう?そう思い聞いてみると、病院の紹介や相談機関からの紹介、個人で検索した人のようです。

 

 

もっと身近に情報が繋がっていて連携がとれていたらな。そう感じました。

相談機関があってもそれを知らないと相談もできないし、相談機関があっても問い合わせしにくいと相談しずらかったり、相談するまでにたどり着かなかったり。

 

何か変わらないかな、そう常々感じています。

葛藤と成長。 支援学級体験。

小学校に入る前の息子は『あれもできる。これも知ってる。』と自信たっぷり。

 

図鑑や科学館、博物館などが大好きなこともあり、お友達よりちょっと物知りでお友達に教えるのが好き、算数が得意だったり、運動が得意だったこともあり私が先々を心配するほど自信たっぷりでした。

 

小学校での生活は息子にとってストレスがではじめました。

最初の頃は連絡帳に書いてある内容も本人は書き写すことで満足。

連絡帳を書いてすぐに昼休みの外遊びに行きたい思いで、連絡帳の内容考えることもなく終わってしまい、意味を理解していませんでした。

 

連絡帳は省略して内容を書くため、私は長女にこれは何をやればよいってこと?と確認したり、先生に確認したこともありました。 息子は書いた内容がわからず、宿題どこにやるのかわからない!と焦り爆発。

 

 

宿題をどのノートにやるのか、漢字練習帳に書き写すのか、漢字ドリルに直接やるのか、算数ドリルにやるのか、算数ノートに書き写すのか、、、。 爆発する息子にやり方がもし間違っていてもやることが大切だからとりあえずやっておこうね。と話し、連絡帳で先生に確認したこともありました。

 

息子はすごく笑顔で楽しそうと周りは思っていても一つ何かがわからなかったり、思うようにいかないといきなりイライラが爆発します。

 

100か0かの息子の振れ幅に学校では大丈夫かなと感じていました。毎週先生と児童クラブ迎え前に話し合っています。

 

小学校の夏休み前までは学校での困難もそれほど感じずだったのですが段々と困難を感じはじめ学校でもイライラしやすくなりました。 自分と葛藤しながら一人で急にオルガンの裏に隠れて閉じこもっていたり。

 

何かあると隠れるようになってきました。お友達もどうしたの?と心配してくれたり、本人が何に葛藤しているのかを上手に聞きだしてくれるお友達もいたりするおかげで息子は学校で困難を感じても一つ一つなんとか対処しているようです。

 

最近、情緒面をフォローするために支援学級クラスも体験しています。国語や道徳はクラスで授業をして、算数などを支援学級で体験しているそうです。

クラスでのさんすうはプリントなども多めに渡してもすぐに終わってしまい、時間を持て余し鉛筆などで遊んでいたりなので支援学級で上の学年の勉強をしたそうです。

 

数週間前までは担任の先生や児童クラブの先生に最近とても落ちついています。との話しがあり、自宅での環境もとくに変化はないけどな、落ちついて辛くないなら何よりと思っていたばかりですが先週は学校でも児童クラブでもイライラしやすくなっていたようです。

 

天気も悪く外遊びの時間がなくなりで発散できなかったのも余計にイライラをクールダウンできなかったのかもしれません。

先生たちも天気が悪くて遊べなかったしね。と話していました。

 

息子は「何故イライラしやすいし、いじけやすいの?」と最近葛藤しています。と先生には伝えました。

 

今までは自分、自分で周りを見ていなかった息子が周りをみれるようになってきて葛藤しているのかな?成長してきているんだろうな。 そう私は感じています。

 

来週末、私は地域の発達障害支援センターに相談にいきます。息子の今の葛藤やどう対応していくのがよいかアドバイスもらいたいと思っています。

私自身、振れ幅がかなり広く凄まじいエネルギーの息子の対応には毎日試行錯誤なので相談場所がないとわからないことだらけです。

息子と『わたしのトリセツ』を作成。

感情のコントロールに小学校一年生の息子は最近悩むようになりました。

 

「なんですぐにできないとイライラしたり、いじけちゃうのかな。どうしたらすぐにいじけないのかな。」「前に自分が怪我した時はお友達に悲しい思いさせちゃったし。」そう私に話してきました。

 

 

以前担任の先生とお話しした時、息子の沸点がわからないため自宅ではどうですか?と聞かれたことがありました。

 

その時に伝えたことは、本人の葛藤が小さな積み重ねで積もりに積もって、ふとした時に爆発します。ということです。

 

周りから見れば、え?今のでそこまで怒るの?何が嫌だったのかな?何が原因だったのかな?みたいな感じになります。

 

 

今日、息子はお友達に急に「ワ!ッ」と驚かされたタイミングで『なんでそんなことするんだ!!』と感情が抑えられなくなったそうです。

少し音に敏感だったり、かなり怖がりなため嫌だという気持ちが強くでたのかもしれません。

 

先生は息子に爆発するまでに何が積もり辛かったのかを聞き出してくれました。 クールダウンするにはどうしたらよいかを聞き、息子は「教室の後ろのほうで一人になりたい。」と先生に伝えたそうです。

 

 

息子がクールダウンしている時はクラスのお友達も「今は一人になりたいから話しかけないで。」と他のお友達に教えてあげながら、そっとしといてくれているそうです。

 

 

どんな時にイライラするかママに教えて。と息子に伝えるとちゃんと言葉にして説明してくれました。

 

お友達のことを思えるようになっているから感情がコントロールできず辛いのです。

 

自分のことを自分なりに理解しようとしているのに感情のコントロールがうまくできず葛藤の日々。

 

 

「ママと一緒にノートにイライラする時とその時どうしたらイライラが落ちつくか書いてみようね!」そう話しました。

 

 

ネットをみていたらNHK発達障害ってなんだろうのホームページに印刷して使える『わたしのトリセツ』というものがありました。 まわりが見ても本人のことがわかりやすいため早速、活用してみようと思います☺️